2011年度オーストラリア英語研修旅行

報告書

大阪府立山田高等学校英語科 小野八千代

 今年度は7月24日(日)から8月7日(日)まで15日間、3月18日(日)から3月31日(土)まで14日間の2回オーストラリア・メルボルン市で、現地の高校生、ホームステイ先の家庭との交流を通じて、現地の文化を学び、国際感覚を身につけ、国際理解を深めるとともに英語の学習をサポートするという実施目的で英語研修とホームステイを実施しました。参加生徒は夏休みは女子14名(3年2名、2年12名)、春休みは9名(2年男子2名、1年女子7名)です。研修実施校はメルボルン市郊外の公立校である中高一貫校の Bentleigh Secondary College です。当初応募者が23名で、受け入れ先の学校に問い合わせたところ、最大15名の受け入れしかできないということで、今年度だけ特別に年2回の受け入れを無理にお願いし、快く了承していただきました。

 約2週間の現地校での活動内容は、午前中は英語研修(ESL―English as Second Language の授業 )、午後はbuddy(ホストの生徒)の授業に参加し現地授業を実際に体験するというものでした。ビクトリア州の教育省ではまずテーマを決めて、そのテーマに沿ってESLの授業を実施し、3回のエクスカーション(遠足)を行うことを義務づけています。山田高校は「オーストラリアの動物」「アボリジニの文化と歴史の理解」「環境維持」の3つのテーマを選択し、それぞれのテーマに従って、「Healesville Animal Sanctuary」「Koolie Heritage Trust(アボリジニ文化センター) 及び 王立植物園」「 Philip Island Nature Park 」で体験学習をしながら楽しく英語を学ぶ機会を得ました。

 教育省で計画していただいたプログラムは非常に充実しており、参加者全員は期待していた以上の成果をあげることができたと確信しております。受入校の先生方、ホストファミリーも非常に親切で、いたるところで細やかな配慮をしていただき、また生徒達を暖かく家族の一員として受け入れてくれて、お互いに楽しく交流ができ、貴重な思い出を作ることができたと思います。また、夏休み訪問グループのフェアウェルパーティーでは日本文化について各自テーマを決めてプレゼンテーションをする機会を得ました。事前学習の一環としての取り組みで、日本で準備していきました。教育省による今後の日本人生徒を誘致するための宣伝用DVD・パンフレット制作のための写真撮影もあり、驚くこともありましたが、それもまたよい思い出の1つとなりました。春休み訪問グループには、各自それぞれテーマを決めて、現地で聞き取り・アンケート等も含めて調べ学習をし、帰国後にレポートを提出するという課題を与えました。

 参加生徒には、思い出を文字に残し、各自の体験をフィードバックするという目的で毎日、日誌を書くことを義務づけました。1つ1つの経験が今後の英語学習の動機付けの一助になってくれることを期待しています。  また、受け入れ校であるBentleigh Secondary College が日本語学科修学旅行として日本訪問を隔年で実施しており、2012年は本校に9月19日(水)から24日(月)まで1週間滞在し、授業及びクラブ活動参加とホームステイを予定しています。現地で交流し、仲良くなった生徒と半年後に再会できる偶然にも非常に幸運な機会に恵まれたことを感謝しています。再会に向けて、参加生徒の英語学習に対する意欲が今後、多いに高まることを確信しています。

報告

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参加生徒の感想

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