2011年度オーストラリア英語研修旅行 報告書

T.N.(26期生男子)オーストラリアの映画及び舞台

 僕の趣味は音楽と演劇で、演劇部に所属している。「オーストラリアと言えばオペラハウス!」ということで、バディに日本の演劇の写真を見せたが、彼は演劇そのものに全く興味がないようだった。メルボルンには、演劇に使用されるホールが多数あり、前日に学校で6年間演劇をしている子に会って、その子のとてもはつらつとした演劇クラスを見学し、「オーストラリアは演劇が盛んなんだ!」と勝手に思い込んでしまっていたが、彼から「演劇はあまりわからない。」という答えがかえってきた。この時期、演劇に関わることだけを楽しみに過ごしていた僕にとっては、些か残念だったが仕方がない。

 次にホストファミリーにオーストラリアの有名な映画について質問したところ、バディの答えは「知らない。ハリーポッターかな・・・」?それイギリスね! バディの両親は「クロッコダイル ダンディー」をあげた。オーストラリアと日本両国の表現の違いを見たかったので、この映画を鑑賞することにした。主演のポール・ホーガンの素朴な演技が印象的で、カメラアングルが見やすく感じた。内容はよくあるベタな作品だと思ったが、アカデミー賞の脚本賞を受賞しているらしい。日頃、あまり笑わない自分の笑いのツボにはまる、よい意味で演技っぽさを感じさせない自然な作品だった。個人的には、映画はその自然さが一番大切なのではないかと思う。僕の勝手なイメージとしては、映画は自然なものがよいが、演劇は決められた空間と時間で表現しなければいけないので、役者がその空間に入り込むことが大切だと思っている。また、音響感をその限られた空間の中で、どれだけ感じとれさせるかも重要である。

 インドネシアの映画「The Raid」を映画館で観た。前半15分が世界観の説明で、残り85分が延々と続く殺し合いのバイオレンスストーリーである。話題作らしいが、人が殺されるシーンで大爆笑するオーストラリア人には狂気を感じた。

以上、感想をまとめると、色々な映画があるなあ、ということだ。

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